林 敏之の楽苦美(ラグビー)ブログ

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<<   作成日時 : 2011/09/26 10:58   >>

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明日が最終のカナダ戦となりました。

今回私は残念ながらNZに行くことができませんでした。
また研修の仕事が重なり、ライブで見られたのはフランス戦だけでした。
ワールドカップに対してのコメントは、難しくもあり、またエネルギーもいるので少し発言を控えていましたが、最終戦を前にしてそういう訳にもいかないと思い書いています。

フランス戦は、4点差になった時は燃えました。つなぎきってのトライが素晴らしかった。ラグビーの面白さを久々に感じました。あのまま接戦に持ち込んでプレッシャーをかけ続け、相手に思い切ったプレーをさせないぎりぎりの勝負をしてほしかった・・。
この試合、よく頑張りはしたが、私個人としては突き放される原因になった1本目のトライ、最後の小野沢のタックルが気に入らない。相手はフォワードでミスマッチだったかもしれない。しかしながら1対1なら走りこむタックルでゴールラインを割らせない勝負をすべきだったろう。勝負せずに当りを受けてしまって簡単にゴールを割られる、ダミーのような受けのタックルは頂けない。厳しいけれど、私には残りの試合を決定付けたプレーのように思えた。また頑張ったとは思うが、20点以内の試合をしてほしかった。

オールブラックス戦は見ていない。怪我を恐れ主力を温存し勝負を避けたのだろう。前回ワールドカップのオーストラリア戦でも同じような戦い方をした様に感じた。ただオールブラックスと3回戦った人間としては、結果はそれほどひどいとは思わなかった。やはり50点差以内の試合をしてほしかったが・・。

トンガ戦は東京で研修をしていたため、結果を聞かずに知り合いのバーで録画で観戦をした。台風の真っ只中、電車が止まり研修後予定していた面談も1つキャンセルになったが、それでも動く地下鉄を探し何とか西麻布のバーまで行った。結果を言うなといいながら観戦したが、周りの雰囲気でなんとなく負けたのではと予感した。

トンガとは第2回ワールドカップ予選で戦った。サモア、トンガ、韓国、日本の内、2カ国がワールドカップに出場できる。サモアに勝つのは難しい、韓国は負けていたら話にならない、トンガに勝つかどうかにワールドカップへの出場がかかっていた。私はオックスフォードに留学中であったが、試合のために帰国した。ふくろはぎを肉離れし完璧なコンディションではなかったが、トンガ戦だけは出場した。宿沢監督、白井専務理事に万全でないのでやめたらと言われたが、この試合だけは頑として出場をした。
宿沢さんの本にそのことが書かれているが、次の韓国戦では私があっさりとメンバーから外れた事について、一度真意を聞いてみたいと書かれていたが、その答えはトンガ戦が勝負だったからに他ならない。

トンガ戦、残念ながら今回の代表はスクラムが弱い。押されるのはまだ仕方ないが、ボールはちゃんと供給しないといけない。マイボールを確実に出せないのがまず敗因その1。ラインアウトは悪くない、リフティングのルール改正は日本には有利に働いていると思う。
この試合では持ち込んだボールをよくターンオーバーされた。つなぎ切れないとトライは取れない。ここぞと言う時にミスをしてチャンスをなくした。逆にトンガには「あれ〜あれ〜」という間に簡単に得点を許した。ゴールが外れたのも大きい。ぎりぎりの試合では、「ふっ」としたひとつのミスが命取りになる。そんなミスを何回も犯し、勝負にならない試合にしてしまった。
残念ながら注目を集められない今の日本のラグビーが、久々に注目を集めた試合、ここ一番の勝負どころで、『勝負にならない試合』をしてしまった責任は重い。日本のラグビー関係者がどれほど期待していたか、この試合に日本のラグビーの未来が懸かっていることを、メンバーはどれだけ重く捉えていたんだろうか?その責任を、使命を、果たしてどれだけ感じていたんだろうか?「桜」のマークが泣いている。試合後の菊谷キャプテンのインタビューの爽やかさにも違和感を覚えた。

予断だが、以前カーワンの知り合いと称する人から、カーワンが「桜は強さを感じないのでマークを変えたほうがいいのではないか」と言っていたと聞いた。
私は桜のマークを握り締め、ある意味、命を懸けて戦ってきた。まだラグビーがアマチュアの時代、ラグビーは仕事ではない、生活の糧でもない、しかし夢であり、桜のマークは命をかけるに相応しい値打ちがあった。私はそう感じ体を張ってきた。

第1回ワールドカップでキャプテンを務めた。1試合目でアメリカに18対21で負けた。今思えばこの試合が勝負だったが、勝負し切れなかった。2試合目ではイングランドに7対60で大敗した。3戦目のオールトラリア戦を残し、このままでは日本に帰れないと思った。ただ「帰れない!」と。毎日練習が終わるたびに、涙ぐみながらメンバーにそのことを話した。
試合当日皆に言った「相手は世界最強のオーストラリアだ!俺たちの力を出しつくそう!」ノーサイドの瞬間、グラウンドに倒れるところまで追い込んでやっと試合になる。そこまでやれるかどうかが勝負。試合は23対42だった。精一杯やった、日本に帰ることができる、そう思った。

残るカナダとの1戦を前にして、日本代表は勝つしかない。遠征メンバーたちに言いたい、勝て!と、負けたら帰ってくるな!と。
第1回ワールドカップを戦ったのは選手24人スタッフ4人と団長、計29人、IRBからもらった休業補償はすべて協会にプールしてきた。今回は選手30人スタッフ16人と団長、計47人。それだけのメンバーを抱え、お金もかけて、周到な準備をしてきたはずだ。
メンバーは今の環境のありがたさを感じなければいけない。込められた日本ラグビーへの思いに対する責任の重さを感じなければいけない。そして何よりも桜のマークの重さを感じなければいけない。

最後の勝負をするんだ!もう技術や戦術なんてレベルの話じゃない。
負けたら帰ってくるな。桜のマークを掲げた者の、責任、使命を果たせ。
私が期待するのは、そして言いたいのはそれだけだ。

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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
おっしゃるとおり!!
素人ラガー
2011/09/26 13:30
林さん、こんにちは。
重い重い、林さんのメールをじっくりと拝見しました。
ジャパンの試合は3試合とも見ましたが、だんだん悪くなっているとしか思えません。
もちろん、オールブラックス戦はベストで臨んでもらいたかった。
ラグビーは技術もさることならが、強い気持ちが重要なスポーツだと思います。
主力選手もオールブラックスにチャレンジしたいと思ったはずですし
主力で臨んで大差で負けても、内容で我々を感動させてくれたのではないかと思います。
強い選手と当たることで、日本のために得るものがあったはずです。
トンガ戦にいたっては、思い出したくもないです。
勝つとか負けるとかではない。魂が感じられなかった。
私自身は元々早上がりでLIVE観戦する予定だったのですが、
台風の影響で、みんなで早く帰ることになりました。
ラグビーワールドカップ見て!と同僚に宣伝しようかと思いましたが
NZ戦のようすで嫌な予感がして、誰にも言いませんでした。
宣伝しなくて本当によかったです。
来るカナダ戦は、期待をしないで見ることにします。
ただ、悔しい思いで死に物狂いで臨む選手もいることも信じていますので、
魂のプレーを見られればと思います。
救世主求む!
2011/09/26 21:43
試合に勝ってくれとはいいません!
心に残るゲームになるよう、期待しております!
魂のタックルを
同意!!
2011/09/26 21:53
確かに善戦していますが、林さんの言われる通り桜への魂が不足しているように思います。
ラグビーが普通のスポーツになりつつある背景にはその魂不足に有るのではないでしょうか?
それを保持されている林さんには次回桜代表指導ぜひお願いします。
かつて日本で国立競技場を満員に出来る唯一のスポーツだった頃が懐かしいBBQ参加者です。
懐かしむ男
2011/09/27 15:40
 昨日、冒頭に触れられた研修に参加しました。研修では熱いラグビーへの思いをお話しいただき、ありがとうございました。生意気な意見も述べましたが、先生や研修生と建設的な議論ができてよかったです。
 カナダ戦は引き分けましたね。先生がどう思われたか、次の記事にUPされると思いますが、やはり勝ちが欲しかったのが本音ではないでしょうか。
 研修時に申し上げた、「一期一会」が座右の銘という話、私のブログでつい最近に取り上げた話題でした。昨日との先生との一会も素敵な時間でした。熱い思いを大事にしていきたいです。ありがとうございました。

http://ameblo.jp/akucchan/
akucchan
2011/09/28 00:09
今回のWCも1勝も出来なかったこと大変残念に思います。
平尾代表監督時代にあった「平尾プロジェクト」が今なお
存在していたら、世界一のスクラムが組めたと考えます。
日本代表がたとえスクラムでも世界一・・・って脅威ですよ
今後の日本ラグビー発展を考慮すれば、そこからスタートしても
いいと思いますよ。
元プロップ3番
2011/09/28 13:19
私もトンガ戦後の菊谷キャップのコメントには疑問を持ちました。
私たち外野の素人からどうこう言うのはどうか思いますが、「えっ」と思った日本のラグビーファンは多かったと思います。
マスコミに出るコメントの一部分だけを見てコメントするには実情を知らない者が想像で物言うなと肝に銘じてはいるのですが、今回は言葉のある部分だけを放送したとか言うレベルでなく、日本のラグビーファンが見るのを分かった上でのコメントであり、寂しさを感じました。
一生懸命にやってないと言う事は無く、必死なのは分かってますが寂しいのは正直な所です。プレーのみでなくあらゆる面で日本代表であることを意識したコメントをするように気を付けて欲しいと思います。
誤解があると困りますが、日本代表として頑張ったことは認めてますよ。
亀高OB
2011/10/01 22:04
私や林さんの頃の桜ジャージの重さと今のそれじゃ、全然違う気がするね。
上を見ると皆さん同じようなコメントです。
テストマッチの日本代表にあんなに外人が多いのも違和感あるね。
時代が変わったということなのか?


左4番ジャンプは2番
2011/12/03 19:01

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