林 敏之の楽苦美(ラグビー)ブログ

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<<   作成日時 : 2006/07/27 18:02   >>

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神戸製鋼ラグビー部、平田元部長の退職パーティーが催されました
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平田部長はV1〜V3の部長で、私も大変にお世話になりました。
ラグビー部長退任後、経営に手腕を発揮され、神戸製鋼の副社長を務め、神鋼環境ソリューションの社長を務められました。
私が現役の頃、やんちゃで癖の強いメンバー達の、オヤジ、あるいは兄貴的な存在で、歴代部長の中でも現役と一番飲んでくれました。人をひきつける話しぶりで、ワインをグイッツと飲み、葉巻をブカーッツとふかす。それが自然で、飲んでいると本当に楽しくなる人でした。会社の部長席に足を投げ出して新聞を読んでいる、そんな姿が様にもなってました。平田部長の時に優勝したのも、やはり部長が持っていた運の強さがあったのではないかと思います。
私自身も部長には大変お世話になりました。何度か窮地を救ってもらいました。
優勝できずに神鋼のキャプテンを降り、半ばラグビーにさめ、全日本からも外され、神鋼の試合に出ては、試合のたびに膝に水をため練習を休みました。そんな事を3回繰り返し、もうラグビーをやめてしまいそうになってた時、部長に呼ばれ、こう叱られました。
「林君、君はこのままラグビーをやめてもいいのか?」私はふてくされて黙ってました。そんな私に「林君、君それは失礼だろう。君は失礼だと思わないのか?君にラグビーを教えてくれた中学の先生、高校の先生、同志社大学の岡先生に対して、失礼だとは思わないのか!」
この言葉は私の胸に刺さりました。「人に感謝することも忘れていた。今の私にとってはラグビーが大事だ。このままやめてしまったら私はラグビーを恨んでしまいそうだ。もう一回やろう」
「会社には俺が話してやる。お前に出来るすべての事をやれ」そう言ってもらいリハビリを始めました。
私の左膝は、前十字靭帯、後十字靭帯が切れ、内側靭帯が伸び切ってました。走ればすれてすぐ水がたまる。色々なトレーナーと話し合ってメニューを組んでもらいました。本気になれば今までの3倍練習が出来ました。酒もやめ、腹いっぱい食べるのもやめ、膝の筋肉できざを固め、体重も7〜8キロ絞りました。チームに合流できたのは全国大会の1週間前。このとき神戸製鋼は初優勝を遂げることが出来ました。
社会人大会で初優勝した時、キャプテンの平尾が「林さん賞状もらってきてよ。これをもらえるのは林さんしかないよ」と賞状の授与を譲ってくれました。
そんな復活のきっかけになったのが平田部長の言葉でした。そんな懐かしい思い出と共に、神戸の夜はふけました。

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タイトル (本文) ブログ名/日時
高校中退・ニートだって、自立することはできるんです
この人すげぇ。 ...続きを見る
まこちんち
2007/01/20 20:34

コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
写真のたくさんの人の姿と、林さんの文面から平田部長さんの人柄が伝わってくるようです。多年にわたりお疲れ様でした。
本当にすごいプレーヤーでもそれを支えるたくさんの人の力なくしては実力を出し切れないでしょうし、それを感じて感謝できる人格が備わらないと感動を与えるプレーは出来ないのかもしれませんね。素敵なお話をありがとうございました。
mt'pao
2006/07/28 17:13
平田部長という方、文面から本当にステキな方で、林さんにとってのキーマンのお1人なのでしょうね。
お会いしてみたくなりました(笑)
そして、感じて動いて、日本一に大きく貢献された林さんもステキです。
「楕円球の詩」読ませて頂いたのですが、こんな感動秘話ありましたっけ?すごいウルウルしてしまいました。
本当に色んな人たちに支えられて今があること、忘れてはいけないですね。
平田部長と林さんのこれからのご活躍も祈っております。
1ファン
2006/07/29 12:42
林さん、お久しぶりです。

神戸製鋼の初優勝の表彰式、平尾さんが林さんを前に押し出した光景、今でもよく憶えています。
とても印象的で、いい光景でした。
この『美談』の背景に、このようなことがあったのかと、感慨もひとしおです。
mt'pao さんもおっしゃる通り、素敵なお話、嬉しく読ませていただきました。
Number 8
2006/07/29 20:44
自分にとってかけがいのない大切な人っているものです。いつまでも忘れずに大事にしていきたいものです。林さんも誰かさんの大切な人になっていることでしょう。林さん本人にはわかりませんが、きっとその人は林さんに生涯感謝して生きていくことでしょう。そしてその人はまた、林さんのことをいろんな人に語り継いで行くでしょう。人と人の出会い、つながりを大切にしていきたいものですね。
素浪人
2006/07/31 10:17
毎日暑いですね、そちらは如何ですか?

心に残る言葉という物は突然やってきます、
俺も学生の時にも、そして社会に出てからも
色々な人との交流の上に成り立ってるんだと
感じる時があります。

ご勇退記念パーティだったのですね。
他の方々も書かれていますが、
平田部長さんの存在感や多くの人達から
慕われて居るんだなと感じました。

人との付き合いが以前より比べて薄らいでいると言われていますが、
こう言う話を聞くと「ほっ」とします。
ワトソン
2006/07/31 20:27
mt.paoさん、1ファンさん、Number8さん、素浪人さん、ワトソンさん、コメントをありがとうございます。
キャプテンを降りたときはラグビー人生の中で厳しい時期でした。チームの皆のことも信じられなくなりそうで、唯一ラグビーをやめようかと思った時でしょうか。
しかし、部長がしてくれたように周りの人たちへの感謝の気持ちに気付いたら、人間そこからやり直していけますよね。自分だけの世界から、感謝すべき周りの人たちのことへ目が向いた時、気付いた時に人は変わることが出来るのだと思います。
今は感性教育をテーマにしていますが、教育とはこの気付きではないかと思います。今まで知らなかった自分に気付く、忘れていた自分に気付く、「当たり前」から「有難い」事に気付く。その時に人間は変わっていくのではないかと思います。

2006/08/01 08:25
林さん、こんにちは。
前回もコメントしましたトミーです。

平田さんは写真では良く拝見していました。
とってもカタイ方(銀行マンのような?!)と思っていました。
ところがびっくり・・・。

”思いっきりやってみろ!ケツは持つ。信じてる。”
なんて言ってもらえる上役がいて、それを意気に感じて
頑張る。成功すれば共に喜び、そうでなければ省みて
再チャレンジ。そんな僕のイメージする環境がsteelersに
根付いていたのですね。

やっぱり物事を成就するには”ひとのちから”なんですね。
ラグビーのオン・ザ・グランドではなく、オフ・ザ・グランドの
お話をたくさん聞かせてください。



トミー
2006/08/02 09:19
トミーさんコメントありがとうございます。
チームを作っていくのはやっぱり人ですよね。技術や技能がなくては良いプレーはできませんが、それ以上に意志や情熱、気持ちの統合がなければ強いチームにはなり得ません。
先日「チームビルディング」と言う研修を開発・実施しましたが、大切なのは目的・ビジョン・目標の共有と、それを達成する戦術、そして仕事の管理技術、人と組織を動かす能力、それらを兼ね備えたリーダーの存在、だと章立てをしました。
成果をあげる、勝つ、チーム作り、組織作りは永遠の課題ですよね。

2006/08/10 01:02

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