林 敏之の楽苦美(ラグビー)ブログ

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zoom RSS 一期一会による直心の交わり

<<   作成日時 : 2006/03/30 16:35   >>

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継続してきた感性フォーラムも、今回で(3月16〜18日)60回目の開催を終えました。

ラグビーの現役を退き、これから何を主題として生きて行こうかと迷い、そんな中で、一度の人生、何時死ぬか解らない人生、ラグビーで体験した感動を伝え、湧き上がるものを伝え続けていけたなら意味があるのではないかと、教育の道を志し、感性フォーラムを手がけてきました。
感性トレーニングの師匠行徳哲男先生の鞄持ちをし、トレーナーの勉強をし、受講生を集め、フォーラムをはじめ、遅々たる歩みではありましたが今日まで継続してきました。
師匠に憧れ、あの人のようになりたいと思ってきましたが、その人にはなれない事も、私は私であり、なる必要もないことが良く解ってきました。研修自体が紛れもない自分で生きるための研修でありながら、そんなことに気付くのにも多少の時間がかかりました。瞬時に感情移入して、そして瞬時にして観察する、パティシペーションとオブザベーションの切り替えと、気付く瞬間(啐啄機)を見極めることが出来なければ、研修は出来ないと言われましたが、本当の味噌のところは教えてもらえず、自分でやるしかないとスタートを切りました。今になってわかるのは、教えることは出来ないという事で、やっぱり自分でつかむしかない、こんな事も渦中では気付きませんでしたが、そこを過ぎると良く見えてきます。
セッションが硬直しどうして良いのかわからなくなりそうな中、どこかにきっかけがあると信じてやってきました。始めた頃は、研修の1週間くらい前から緊迫感が高まり、憂鬱になり、ラグビーのテストマッチ前よりも緊張し本番を向かえる事も何度もありましたが、最近は苦しい研修、緊迫の中に、人間にとって一番美しいものが見えると、新たな体験や出逢いを楽しみに出来るような心境になってきました。
暗中模索でここまで来るのに本当に時間がかかったという気もしますが、やはり必要な時間だったんではないでしょうか。60回開催すればやはり心境も変わってきました。100回やれば100回のまた違う心境があるのではないかと思います。
先日稲盛和夫さんと五木寛之さんの対談「何のために生きるのか」を読んでたら、五木さんが「人の心が乾いた時代。湿り気が失われて命までが軽くなっている。今までの日本になかった危機であり、今必用なのは情操の教育だ」と語っていました。情操教育とはまさに私の行なっている感性教育のことではないでしょうか。
子供に「どうして人を殺してはいけないの」と問われ、マニュアルを作ってくれと先生が言うんだそうです。「どうして」ではなく、「いけない」と感じる元、体から湧き上がってくるものの一番元が感性ではないでしょうか。
腹の中から湧き上がる体験、共に感じあう、そんな体験をすることにより、感性を育むことが出来る(湧き上がる体質を作る)のではないかと考えています。何に対しどう感じるか、人は感じるから行動するのであり、これが人生を決めていくのではないでしょうか。感じる力がなかったら、湧き上がるものがなかったら、自分が自分でなく(アイデンティティークライシス)鮮やかに生きていくことが出来ません。湧き上がることのできるもともとの体質を作らなくては、何かに対して熱くなったり燃えたりする事も出来ません。湧き上がる思い、涙や怒りや笑いの無い所から、夢や憧れが湧いてくるはずもありません。
感性論哲学を説いた芳村思風先生は、感性には、統合する作用、調和する作用、合理化する作用があると言っています。小林秀雄のせりふには「人間は感動しているときだけだ、自分が自分に戻れるのは。これは天与の英知だ」とありますが自分を自分にもどしていくもの、統合し調和させるもの、それが感性であり、今一番求められているものではないでしょうか。
先日久しぶりに感性フォーラムの同窓会を開き楽しい時間を持ちました。一期一会による直心の交わり、立場や年齢、役割、利害を超えた、今ここの出逢いをこれからも求めて生きたいと思っています。

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コメント(9件)

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自分自身でつかみとった経験は強い。今後の感性フォーラムはますますすばらしい林さんらしさの出たコースになるでしょう。100回、200回
とさらに続けてください、期待しています。
素浪人
2006/03/30 17:03
感性フォーラム 参加したいと思いました。
が、神戸 なんですね・・・
関東圏でも 是非 お願いします。
さんぼ
2006/03/31 12:21
素浪人さん、コメントありがとうございます。継続は力と言いますが、本当だなと思います。フォーラムを今後も続けて行こうと思っています。
やっぱり何事も体験しないと解りませんよね。体験が知識・理論とくっついて裏づけされた時、本当に強いものになるような気がします。
稲盛塾長が知識として知ってることも大切なんですよ。それが体験した時にパッとくっつくんですよ、とおっしゃってたのを覚えています。
ところで素浪人さんは、どなたなのでしょう?ひょっとしたら塾の○○さんじゃないかな?と思ったりすのですが・・。
いづれにしましても、今後ともよろしくお願い致します。

2006/04/01 12:40
さんぼさん、コメントありがとうございました。以前は箱根でやってた時もあったのですが施設が閉館になり今のところは神戸だけです。ただ皆さん日本中いろんな所からお越しいただいてます。前回も鹿児島、岐阜、群馬の方がいらっしゃいました。何かを求めてわざわざ出かけていくのも悪くないのではと思っています。

2006/04/01 12:51
 先生、「感性フォーラム」本当にお疲れ様でした。10名の「腹から湧き上がる体験」をお1人で受けられる先生の度量・男気には敬服します。弊社のW田が月曜日の朝、目をきらきらさせてフォーラムの感想を報告にきました。実に鮮やかな表情でした。

 私はコストパフォーマンスを考えたときに、このフォーラム以上に価値のある研修はないと思います。

 いつも大変感謝しております。有難うございます。
 

 

 

 
田中です。
2006/04/01 21:11
田中さん、コメントをありがとうございます。知り合いにもらった焼酎「さつま島娘」飲みながらコメント書いています。田中さんのコメント読んでたら、なんかこっ恥ずかしくなりますね。いずれにしてもW田さん良かったですよ。私自身が、人間の優しさ、強さ、弱さ、悲しさ、そして美しさを一杯感じさせてもらいました。よろしくお伝えください。それではお元気で。

2006/04/02 22:27
祝!感性フィーラム60回!
おめでとうございます。
私が受けさせていただいたのは2003年でした。おかげさまで今でも林さんの教えが仕事に活きております。
感謝しております。
これからもガンバッテください!!!
大元よしきです。
2006/04/02 23:27
林さん、すみません。
「感性フォーラム」を「感性フィーラム」と書いてしまいました。
まぬけな弟子で申し訳ありません。
大元よしきです。
2006/04/02 23:29
大元さん、コメントありがとう。
フォーラムの後皆で飲んだ時にラグビー寺子屋構想など話しましたね。
子供たちに湧き上がるものを体験して欲しいと夢を話しましたが、飲んだ席の夢の話が現実化してるから面白いものですね。どんなことを感じ、どんな夢を描けるか、それが人生を決めていきますよね。
お互いにがんばりましょう。
今日から新入社員研修です。午後から出番で、神戸製鋼の新入社員150人相手に熱く語りたいと思います。

2006/04/03 11:45

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